TL;DR
- Helm Chartのアップグレードの実施方法
- renovateを使用し、バージョンに追従
- Release NoteとChatGPTのDeep Researchを使用する
About
Helm Chatのアップグレードは単調な作業ですが、クラスター全体に渡る変更が求められることが多々あります。
例えばEKSの「aws-load-balancer-controller」を使用していると、ALBをIngressに使用することができますが、バージョンアップ時にIAMポリシーの変更が求められるなどがあります。
また、Chartのアップデートだけでなく、k8sクラスターのTLSの対応も行わなければなりません。
How to Upgrade
renovateの導入
まず、Helm Chartを最新に保つための仕組みが必要になります。
最新のバージョンに追従するための仕組みとしてrenovateを導入します。
renovateはHelm Chartやkustomizeのアップデートも追ってくれます。
ChatGPTのDeep Researchを使用
私は初期の調査としてChatGPT PlusのDeep Researchを使用しています。
使用しているプロンプトとしては以下で、 「」
の部分を書き換える形で使用しています。
Helmで管理している 「aws-load-balancer-controller」のバージョンアップを行いたいです。 現在のバージョンは「1.1.9」で、上げたい対象バージョンは「2.12.0」になります。 各バージョン毎に破壊的変更や機能追加などの影響範囲も調査してください。 リリースノートは以下になります 「https://github.com/kubernetes-sigs/aws-load-balancer-controller/releases?page=1」
Release Noteの確認
次にChatGPTのDeep Researchを元にRelease Noteを確認します。
ChatGPTにバージョン毎に変更点を要約してもらっているため、それを元にダブルチェックをする形にしています。
所感
renovateを使用して最新バージョンをキャッチアップし、ChatGPTのDeep Researchで各バージョンの変更点を要約してもらう体験が良く、作業効率がかなり上がったためブログにした次第です。