TL;DR
- 主観がご多分に含まれています。
- 僕(20代ソフトウェアエンジニア)が副業を個人事業主として受けるために色んな人に話を伺ってまとめたテキストです。
- マサカリは大いに歓迎。
- 収入が20万以上になると確定申告が必要
- 確定申告を行う際に一括で税金を支払う必要があるため、その分のお金を貯めておく必要が有る
- 個人事業主になるのが有利。
- 控除を受けることができ、業務関連の出費を"費用"にできる。
- 税理士を頼んだほうが良い。
- 諸々の業務関連の出費だけではなく、税理士代・家賃・インターネット代などを良い感じに費用にして節税してくれる
自分語り
なぜ副業をしようかと思ったのか
現職で1年間(研修を含めてると1年半)働き、「やってることがマンネリ化してきたので違うことをやりたい」と思ったのが一番の動機です。
自社では好き好んでクラウド領域をやっていいて、ありがたいことに「クラウドができる人」的な立ち位置を社内で得ることができつつあります。
それ自体は自分が望んでいたことなのですが、やっぱり自分はプログラミングが好きで、プログラミングをやりたいと思ったときに今の社内のポジション *1 を捨ててその領域に行くというのはあまり考えられませんでした。
なので 副業でプログラミング欲を満たす という選択を取りました。*2
個人事業主になる理由
個人事業主になるのも社会経験としてありかなと思ったのが動機です。
色々調べたところ副業をやる上で個人事業主になった方がメリット・デメリットを比較したところ有利そうなのも理由。
個人事業主になるデメリットは簡単で、「確定申告がめんどくさい」ことと「失業手当がもらえなくなる」ことです。
確定申告自体は副業でお金をいただく以上どうせ必須ですし、失業手当は3ヶ月間のニート期間の後にもらえるものらしいのですが、そもそも3ヶ月もニートしないだろと思ったので 個人事業主になることのデメリットは実質ゼロ だなと。
メリットは後述します。
以上、自分語りでした。
以下、調べたことを箇条書きでまとめます。
個人事業主になるために
- 開業届を税務署に出す
- Freeeで発行できる。
- 税理士にお願いしても作ってもらえる。僕は税理士にお願いした。
- 口座開設
- 普通口座でOK
- クレカの作成
- 口座と結び付けられればなんでもOK
なぜ口座とクレカを付けるのか
- 確定申告を行う際に「いくら入っていくら出ていきました」の証明をする必要がある
- 証明の"効率化"のために口座とクレカを作成する
- めんどくさくても良いなら口座とクレカは作る必要はない
- 口座開設とクレカ作成の手間より証明(帳簿の記入)の方がめんどくさいのは確実なので作ったほうが良い
所得
- 所得とは最終的に手元に残る金額のこと。要するに手取り。
- 所得 = 利益 - 所得金額
- 所得金額 = 利益 * 税率
- 利益 = 売上 - 費用 - 控除額
- 例えば売上が200万で、費用が20万の場合に確定申告で支払う税金
- 115,000 = (200万 - 20万 - 65万) * 0.1
- 手元に残るのは ¥1,855,000
売上
- 副業の契約で報酬として受け取る金額。
- 本業で言う、額面。
- 雇用されてるわけではないので、給与とは呼ばない
費用
- 「サーバー代やドメイン代」などの開発に直接な必要
- その他に会食や家賃なども何割かを費用に計上することができる
- 税理士を導入する一番のメリットが"費用をいかに高く"みせて節税できるか。
控除額
税率
- 利益に応じて税率が変わる
- 以下の表を参照
利益 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万以下 | 5% | 0円 |
195万 ~ 330万 | 10% | 97,500 |
330万 ~ 695万 | 20% | 427,500 |
695万 ~ 900万 | 23% | 636,000 |
900万 ~ 1,800万 | 33% | 1,536,000 |
1,800万 ~ 4,000万 | 40% | 2,796,000 |
4,000万以上 | 45% | 4,796,000 |
確定申告
- 毎年3月に昨年の1~12月の間の収入に応じて税金を支払う
白色申告
- 控除が無い。
- 経費の申請ができない。
- 白色申告は単純に税金を多く取られるので、青色申告の方が良い。
青色申告
- 記帳を行うことで控除を受けることができる。
- 記帳とは、売上・費用を記し、事業利益証明するもの
- 記帳の詳細度に応じて控除額が変わる
- 10万か65万の控除を受けることができる
- 売上だけ記帳しても65万の控除を受けることができる
- めんどくさかったのでこれをやろうとしたけど、税理士導入したほうが勝手にやってくれて最終的に"安くなる"から税理士を頼んだ
税理士
- 節税をするために導入する。
- 税理士代。
- 僕が頼んだの税理士は依頼料は年12万
- 月1万で、今年は3ヶ月なので3万円
- ITリテラシーのある若い税理士の方がよさそう。
- LINEで相談やPDFで契約書を送ってくれたりする
- Freeeのアカウント発行も行ってくれる
契約
- 副業を受ける際に報酬やNDAや損害賠償について記す契約
準委任契約
- ざっくりいうと「時間単位で雇ってもらう」契約。
- 「月n時間働くので時給n円にしてください」の様な。
- 基本こちらでしか受けないようにするつもり。
- 瑕疵担保責任を負う必要がない
- 瑕疵担保責任とは、何かあったときに納品後も無償で行う。
請負契約
- 納品を目的とした契約
- 成果物を納品し、先方で検査を行い、検査合格後初めて納品完了とみなされ報酬が支払われる
- 雇用者は契約者へ瑕疵担保責任を負わせることが可能
契約書で確認する項目
- 「請負」か「準委任」か。
- 瑕疵担保責任
- 準委任の場合、法律上瑕疵担保責任を負わすことができない
- 損害賠償
- 上限がいくらになっているか確認する。
- 青天井になっている契約は受けない。
- 契約後に受け取った報酬(金額)が損害賠償の上限でないと受けない。
- 期限を確認する。
- 契約後までなのか、無期限なのか。
- 無期限になっている契約書もあるため、要注意
- 契約終了までが損害賠償期限でないと受けない。
- 上限がいくらになっているか確認する。
最後に
個人事業主になったので、お仕事を誰かください。
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