y-ohgi's blog

TODO: ここになにかかく

エンジニアがスタートアップを立ち上げたときの法人手続き等のメモ

TL;DR

  • つくりたいCtoC サービスがあり、法人口座がほしかったので登記した。
  • 想定外に法人系のタスクが多く、一応一通り法人の体裁が整ったのでそのメモ
  • 顧問税理士・弁護士・法人口座・法人カードに疲弊した

概要

CtoC のサービスを作っていて、スタートアップとして会社をしたかったというより法人口座がほしかったので登記して法人(合同会社)になった。
法人口座が欲しかった理由としては個人口座から振り込みを個人に行うのはサービスとしてありえないなと思ったためで、そこに深い理由なんてなかったし、その先のハンコと書類地獄は想像その時考えもしていなかった。

登記

あたりまえですが、法人口座を作るためにまずは法人になる必要があるわけです。
これはフリーランスで以前からお願いしていた顧問税理士の方にそのままお願いしたら快く引き受けてくださり、登記の手続きを行ってもらった。

ここで「書類仕事つらー」とか思っていたのですが、こんなの地獄の一丁目でしかなかったのでした。
必要だった手続きなどは以下。

  1. 法人としての顧問税理士を依頼。
  2. 会社の名前や出資金などを決める。
  3. 印鑑証明を役所に取得しに行く。
  4. 税理士から送られてきた書類を埋めて印鑑証明を入れて送り返す。

印鑑証明は同じ区内なら一生有効で、区外に引っ越した場合は再発行する必要があるとのこと。

弁護士探し

CtoC のWeb サービスを作るに当たり、利用規約やプライバシーポリシーなどのレビューと法律相談をスポットで依頼するために弁護士を探すなどしました。
最初は弁護士相談センターで電話相談したところ「Web 系に強い弁護士」という属性があることを知り、弁護士にもエンジニア同様に得意領域があることを初めて知るなど。
案内された問い合わせフォームから事業内容を記載して送信。10日ほどでレスが来るとのことだったのですが1ヶ月たった今でも来ていません。

最終的に、お世話になっているエンジニアをサポートことをミッションとした会社の社長さん @yuki_v8 経由で弁護士を紹介していただきました。
改めて、ありがとうございました。

そんなこんなで 法律事務所アルシエン さんにお会いし、スポットではなく半年での顧問弁護士契約を結ばせていただきました。
スポットのレビューや法律相談は意外と高く、顧問弁護士契約の方が若干高いとはいえ色々と融通が効くということでスポットではなく顧問弁護士としてお願いをしました。

「Web サービスへの理解がある & ドメインを理解してくれる」弁護士の先生を探すのに1ヶ月ぐらいかかった気がします。

法人口座

法人口座を立てるには審査があるらしく、代表であるぼくはフリーランスのため信頼性が低いっぽく、いくつか落ちました。
書類を集めたり書いたり本当に時間かかったし、法人口座のために登記したので法人口座ができるまで正直かなりストレスでした。

最終的にネット銀行の住信SBI銀行がシュッと通りました。

法人クレジットカード

住信SBI銀行が提供(提携?)しているライフカードの申請を行い、ちょうど今日審査が通ったメールを受け取りました。
あとは書類書くだけでおわりっぽいです。

まとめ

法人口座がほしかっただけなのですが、いざ法人になってみると色んな方(主に起業家さんとたまにVC)としゃべる機会があり、それが勉強になりました。
ぶっちゃけ、なかには怖いVC の方も居たので雑談ぐらいの感覚でVC とは話すと良いのかもしれませんね(合同会社並感)。